日本は世界一の長寿国であります。それは食文化が豊かで、衛生的(伝染病等の蔓延がない)であるためです。割箸はその一端を担ってきました。割箸は直接口に入れるものなので、安全・清潔でなければいけません。我々国産割箸メーカーは建築不適当材、端材等を有効利用し、PL法などさまざまな法律、基準をクリアし安全で衛生的な割箸の安定供給に努めてまいりました。しかし、現在では国内使用量の約9割以上を安価な輸入割箸が占めており、我々国産割箸メーカーも多くが廃業を余儀なくされました。平成13年度は約240億膳(日本関税協会調べ)そのうち約236億膳が中国から輸入されました。その中国でも過度の伐採により洪水が多発するようになったため、ついに伐採規制が出されました。今後は、中国からの割箸の輸入が不安定になるといわれています。また、最近輸入が増加している竹割箸は、高温多湿の地方で作られている為、非常にカビやすく、漂白剤や防カビ剤の使用が余儀なくされ、人体への影響を指摘する声も聞かれます。木製割箸は使用後紙にリサイクルできますが、竹割箸は焼却するしかありません。しかも、漂白剤、防カビ剤使用品は焼却時にダイオキシンの発生が懸念されています。
当社は今後も薬品を一切使わず安全で衛生的な割箸の安定供給と、さらなる品質向上をめざし一生懸命製造に頑張って行く所存でありますので、これまで以上にご愛顧いただけます様お願い申し上げます。
                                                                                                                       
   

                                                                  中本製箸株式会社

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