屋根の桁が雨漏りによる腐食でかろうじて崩壊してないじょうたいでした。道路側は昭和時代に増築され、石垣の石は割れと風化がみられました。
屋根の軒先が崩壊し、礎石や腰石が風化していました。入り口の扉は当初のデザインと違うものになっていました。
旧増田土蔵3
修理後
修理前
北前船主旧増田の土蔵を修理しました。
屋根の古瓦を葺き直し、破損してない瓦は特注して造りました。海鼠壁は既存の平瓦を極力使用し、外壁の漆喰の塗り直し、建具はベンガラ色の硝子戸が入りました。
海鼠壁を平瓦を一度外して、一から海鼠壁を造りました。
銅製の扉も作り直しました。
海鼠壁の一部が崩落し、腰石の風化がみられました。銅製の扉も腐食がひどい状態でした。
外壁には鉄板が張られて、漆喰壁もはがれがありました。
外壁にの漆喰を塗り直し、腰壁は杉板張りになりました。
腰石は風化のひどいものは取り替え、状態の良いものは再使用しました。銅製の扉はあたらしく作り直しました。