改修前
町家のカフェと漆器工房
築80年の大聖寺町家を改修してカフェ・漆器工房の複合施設にリノベーションしています。町家再生補助事業です。
創建当時は魚市場として建てられ、現在は表具の工場として使用されていました。
魚市場の落成式の古写真を参考に外観を改修しています。アルミサッシは全て撤去し、木製硝子戸になりました。古材建具をリメイクして入れたりしています。
改修後
外観
内観
内部は魚市場当時のままワンフロアーになっていて、床が造られていました。
カフェの厨房と漆器工房の間仕切り壁を新設する事で
構造の補強を入れ、壁には荒壁耐震パネルで耐震性能もかなり上げる事ができました。
床は全て撤去し、コンクリートを新たに打ちました。天井は一部撤去し、根太を残す事で格子のように映えます、2階から採光を入れて柱・梁・根太を古色に、その他は白い珪藻土を塗りました。階段位置は移動しています。
内部は魚市場当時のままワンフロアーになっていて、床が造られていました。
2階は天井を撤去し丸太梁の構造を現し、床板は撤去しています。
2階は物置状態で、床の一部が抜けて危険な状態
でした。
カフェの客席は小上がり風になりました。この床板は既存の床板を再利用しています。こちらから漆器工房が見えるようになっています。
漆器工房はロクロの機械が入り、周りは棚板がつきました。
シンプルなトイレも新設されました。