旧増田家土蔵1
 正面下屋根は雨漏りがひどく、柱梁の構造にも腐食が進んでいました。大屋根も雨漏りがあり早急な対処が必要でした。
改修後
改修前
 痕跡調査から外壁の有壁は白漆喰塗りで、鼻隠しも白漆喰塗廻しになりました。外壁の腰壁は杉板張りで仕様基準に習ったものになっています。
 北前船主旧増田家の土蔵を修理しました。
 出窓の屋根や側板、敷居も傷みがありました。
 こちらも痕跡調査から外壁の有壁は白漆喰塗りで、破風も白漆喰塗廻しになりました。外壁の腰壁は杉板張りになり、出窓も補修され、新しい硝子戸が入ってます。
 こちらの部分は調査により後の増築部分と解かり、創建当時に戻す為、解体撤去となりました。
 増築部分が撤去され、本来の土蔵の姿に戻りました。
こちらは、調査により、有壁は無く、杉板の縦張りを前面にしてあります。破風は板張りで縦桟打ちなっています。
 腰石は創建当時の石は割れがひどく全て取替となりました。
 こちらの外壁は腰石の割れがひどく、大屋根の雨漏りを
シートで応急処置してある状態でした。
 外壁は杉板を前面に張り、硝子戸も新しいものになりました。腰石は全て張替え、デザインも当時を再現し四方縁取り、ビシャン仕上になっています。