工芸空間フゾン
大聖寺にある町家カフェのリニューアル工事をしました。
店主のサービス動線(水、コーヒー、片付)を考慮しながら既存の間取を十分活かし、飲食コーナーと展示コーナーを分けた計画にしました。
工事期間を2日で完了し、営業に影響の無いスピードのある改装工事をしました。
店主のサービス動線が長く、コーヒー提供までに時間がかかっていました。
カウンターをできる限り伸ばし、立上りなしのカウンターにし、対面サービスを重視したものにしました。
店主の動線が短くなり、サービス提供までが早くなりました。
奥にあるトイレの出入りが他のお客様に見える状態でした。
トイレ前に袖壁を付ける事で、目隠しになっています。
道路側はやや寒さがある飲食コーナーでした。
道路側に棚受けの金物を取付、Jパネルという杉板を棚板に採用しました。棚板は杉材なので、絵画などの
展示の際は棚板を立てて画鋲が利く形にしました。
また、店内に圧迫感を感じないようにスリットタイプの展示コーナーにしました。
展示を見ている人とコーヒーを飲んでいる人がいる状態でも、人と人の距離感は丁度よいものになりました。
改装後
改装前
その他改装後写真
足置場の角材は松の大黒柱だったものをリメイクしています。
長さ5.5mの古材のカウンターは古材の傷や埋木
が良い模様になり町家カフェに似合います