古民家再生11
再生前
再生後
外観は周辺に残る古民家の類例を調査し、この地方に残るデザインを取り入れています。
また、既存であった庇を生かし、新しい庇とつなげる事にしました。外壁は杉板のさんざらし、有壁は漆喰塗りにし、伝統的なデザインにもどしました。鬼瓦は既存のものを焼き直し再使用。
外観
外観
築100年弱の古民家です、外壁はモルタルで覆われ、傷みもすすんでいました。
玄関
玄関
玄関の現状は壁が柱を隠し、床はフロアーが張られ、オエとの間の建具も取り外されていました。
床のフロアーを撤去し、ハマ床を付けました。御影石を貼り、元々あった建具も入り、雰囲気のある明るい玄関になりました。
オエ
オエ
オエは比較的綺麗な状態でした
床の畳は新しくし、囲炉裏も場所を変えました
。壁は漆喰を塗り直し、一部に耐震壁を入れてます。天井は小舞の格子が映えるようにしました。
仏間
仏間
仏間は縁側からの光が入らず暗い部屋でした
仏間は縁側からの光を取入れ、明るい部屋になり、畳入替え、障子貼替え、壁塗替えで綺麗になりました。
座敷
座敷
座敷は雨漏りで、床板が外れ、壁もしみがありました。
座敷は畳入替え、障子貼替え、壁塗替えで綺麗になりました。
DK
DK
2つの部屋を一つにし、天井を梁表しにする事で、開放感のあるDKになりました。床暖房をいれ、最新のキッチンが付きました。
DKは現状は綺麗な状態でした。
既存にあったガラス建具をリメイクし、食器収納の扉にしました。
縁側
縁側
縁側は増築により、光が入らない暗い状態でした。
増築部分を撤去し、日差しのある明るい縁側になりました。
小屋裏
洋室
小屋裏は物置でした。
勾配天井にし、洋室としての天井高さがとれました。腰壁、天井は杉羽目板で、壁の珪藻土はお客様のセルフビルドで仕上げています。
洋室
洋室
床板・腰壁は杉板で、天井と壁の珪藻土はお客様のセルフビルドで仕上げています。よく頑張られてました。
洋室の現状は綺麗な状態でした。