K邸 離れ修理
 築100年以上前の古民家の修理工事です。
長年の改造等により、アルミサッシが入ったり創建時の姿から外観は変わっていました。
修理前
修理後
 伝統的建物保存地区の仕様にならい、外壁は杉板の削ぎ重ね張り、漆喰塗り、屋根は古赤瓦を葺き直しました。アルミサッシは内側に入れ、木製ガラス戸によって隠されています。
 
 右側面の写真です。地元にはないはずの細い千本格子があり、外壁は幅の狭い杉板張りになっていました。
 千本格子を取り除き、木製ガラス窓になりました。アルミフードを杉板で隠し、外壁も杉板の削ぎ重ね張りになっています。
 左側面の写真です。外壁の杉板が外れ、アルミサッシの長戸が入っていました。
 アルミサッシを外し、全て木製ガラス戸にりました。外壁、戸袋とも新しく杉板が張られ、庇も銅板一文字葺きに、柱も付きました。
 後ろ面の写真です。千本格子とアルミサッシが入っていました。
 千本格子とアルミサッシを外し、全て木製ガラス戸にりました。外壁は新しく杉板が張られ、庇も銅板一文字葺きに、雨樋も銅製になりました。