五徳庵
外観
再生前
再生後
 登録文化財の修復工事という事で、原状の姿をそのまま変えずに、修復した物件です。
 正面の門は旧藩時代の中級武士のもので、主屋は明治33年中級武家屋敷の名残をもつ住宅、離れは大正期の数奇屋建築として貴重のものです。
 地元NPO法人のボランティアも工事に参加し、町屋再生事業の補助も受けており、地域活性の一環になる事を目的にした物件です。
 再生後の正面です。在来の傷んだ杉板を撤去し、杉の赤身板で押し縁下見板張りをしました。
白漆喰の塗り替えもしました。トタン庇も葺き直ししました。
 再生前の側面です。外壁の杉板がかなり傷んでおり、修復する必要がありました。
 再生後の側面です。在来の杉板を全て撤去し、杉板を縦張りしました。
木製の庇も木製で再現し修復してあります。
 床下換気柵が朽ち果てており、外壁の杉板も傷んでいます。
 変化に富む外観になりました。瓦は古代赤瓦、白漆喰と焼杉板で仕上げました。
 再生前の正面です。外壁の板張りがかなり傷んでおり、漆喰壁もはがれ落ちています。庇の屋根もサビがひどく葺き替える必要があります。
 門から撮った写真です。看板が付き
庭の方も綺麗になりました。
 再生前の座敷です。壁に合板が張ってあり、床下も傷んでいました。
 再生後の座敷です。壁を塗り直し、新しい畳と障子戸も入りました。
 再生前の縁側です。天井は合板が張ってあり、床下にシートが張ってあります。
 再生後の縁側です。合板が撤去され、床にも赤い絨毯が敷いてあります。
 再生前の寝室です。壁は剥がれ落ち、天井も一部穴があいていました。
 再生後の寝室です。壁は新しくなり、畳も入りました。
 再生後の次の間です。壁が塗り替えられ、床の間に地板を張りました。障子紙も貼り替えられています。
 再生前の台所です。天井以外はかなり傷んでいます。正面以外にこちらの横からも玄関があり、当時は医院として使われていたことから、患者の出入口だったようです。
 再生後の台所です。壁は綺麗に塗り替えられ、新しいフローリングを張った上にキッチンが付きました。
 再生前の離れです。数奇屋風の凝った造りの離れですが、天井、壁、床
共かなり傷みがあります。曲がりくねった竹や、天井板、床板などに見るものがあります。
 再生後の離れです。雨漏りも止まり、朱色の壁が綺麗に塗り直されています。
 入り口が2ヶ所あるので、大正時代はここで、茶会などしたのでしょうか、左に見える格子戸は全て開けることができ、庭を見渡せます。
 再生前の次の間です。壁が落ち始めており、床下も傷んでいます。
 再生前の離れです。数奇屋風の凝った造りの離れですが、天井、壁、床
共かなり傷みがあります。