平成14年11月30日 北國新聞
『時鐘堂が68年ぶり再建』の記事が掲載されました。
加賀市のNPO法人「歴町センター大聖寺」が同市大聖寺本町で再建を進めている大聖寺藩ゆかりの時鐘堂の外壁、内装工事が完了した。関係者らは68年ぶりに姿を現した大聖寺の象徴をじっと見上げ、歴史的景観を後世に受け継ぐ意欲を新たにした。
時鐘堂は高さ11.5mで、今年4月に着工された。石垣の上に総ヒノキ造りの鐘楼があり、総事業費は約4000万円。今後、入り口の石段や植栽、鐘などが整備され、来年4月20日に竣工式が行われる予定。
時鐘堂は大聖寺藩2代藩主前田利明の発願で1667年、同所で建設され、定刻に鐘が突かれていた。1934年の大火で焼失した。