古民家再生I邸
再生前の正面
再生後の正面
荒土壁が落ち、杉板も傷んでいた。
外壁の腰を焼杉板のさんざらし、
あり壁を白漆喰塗りとした。
再生前の側面
再生後の側面
屋根の瓦も傷み、木製サッシが入っていた。
地元の特徴である古代赤瓦を葺き、ペアガラスの樹脂サッシで断熱性を高めた。
再生前の玄関
再生後の玄関
玄関の奥行きが狭く圧迫感があった。
玄関と土間をつなげ、奥行きのある空間にした。
再生後の玄関
再生後の玄関
格子の入った長戸サッシを入れ、
昔からある井戸と迫力ある岩をリビングから見えるようにした。
玄関と土間をつなげ、突当たりには奥の洋室に直接下足のまま行けるように回遊性を持たせた。
再生後のオエ
再生前のオエ
立派な漆塗りの帯戸や根太天井があるが、寒さ故にホールになっていた。
床全面に床暖房を入れ、家族の集うリビングにした。
天井半分を吹抜けにし、爽快な空間となった。また、囲炉裏を設置し、その炉縁は解体により床下から出てきたものを再利用した。
再生後のオエ
再生前のオエの上の部屋
再生後のオエ吹抜け
天井が低く、圧迫感のある寝室だった。
床を撤去し、壁には白漆喰、天井は
煤竹とし、夏の熱気が抜けるようにした。また、2Fの寝室に冬には床暖房の熱が行くようになっている。
再生前の和室横の階段ホール
再生後の洋室の部屋土間
手摺のない急な階段と万年雨漏りのホールとなっていた。
和室2部屋を洋室にし、土間と吹抜けのある、ダイナミックな空間になった。
再生前の和室
再生後の洋室の吹抜け天井
田の字型の和室2部屋であるが、
収納が無く、物置になっていた。
和室の天井を撤去し、吹抜けを造り、物置の片隅に置いてあったステンドグラスをはめ込んだ。
再生後の2F洋室
再生前の2F洋室
天井が低く、物にあふれていた。
天井、壁、共にパインの羽目板張りとし、寝室にした。
再生後の2F物置
再生前の2F物置
屋根裏むき出しの物置になっていた。
2Fのロフト風の廊下になっている。手摺にはバリ島の彫刻を埋め込んだ。天井はパインの羽目板張り、壁は珪藻土塗りとした。